soloで諸国漫遊

キャンプ、ツーリング、国内旅行、時々四国遍路

7、しまなみ海道ツーリングソロキャン

桜が満開になりました🌸🌸🌸
お花見キャンプの季節です!

さてどこのキャンプ場に行きましょうか?
昨今はキャンプブームとかで、週末はどこもいっぱいなんですよ……
手前勝手な言い分なのですが、なるべくファミリーやグループが少ない静かな所がいいんですよねー。

というわけで、車では行けない特別なキャンプ場「見近島」にPCXで行きましょう!

しまなみ海道は、橋の側道を徒歩、自転車、125cc以下のバイクで通行できるため、全国からサイクリングやツーリングに多くの人が訪れます。
見近島はしまなみ海道の大島と伯方島の間にある無人島で、橋の側道からしか降りられないため、車では行くことができません。
つまり見近島は、大荷物を抱えた団体さんが来る可能性はかなり低く、訪れるキャンパーほとんどが自転車か125cc以下のバイクのソロもしくは小グループ、という『聖地』なのです。

 

しまなみ海道は何度来てもテンションが上がりますね!
まず来島海峡大橋の原付道から入りますが、橋まではかなりの上り坂なので、自転車さんたちはスゴいなあ、と感心します。
原付専用側道をトコトコ走りますが、右を見れば下は海💦 高所恐怖症の人にはちょっと厳しいシチュエーションでしょうね。

f:id:gui-np:20220424015430j:image

途中料金所があって、通行料200円を料金箱に投入します。
サイクルステーション「糸山サンライズ」で回数券を買っておくのも便利です。

大島を走り抜け、次の伯方島に向かう伯方大島大橋の途中から見近島に降りていきます。

f:id:gui-np:20220425153302j:image

混んでいるでしょうか?
おおー、空いてる。やったね!
いつもは海に近い方にテントを張るのですが、今回はお花見キャンプなので、奥の桜の下にします。

f:id:gui-np:20220424015319j:image

テントは『ogawa ステイシーⅡ 』
軽量コンパクト、設置簡単、中は広々、タープも不要。
いくつかのテント遍歴を経て辿り着いた、この分野でのゴールかと思います。

ツーリングキャンプに携行するギアは、軽量コンパクトな物を必要最小限にします。
バイクのトップケースには、テント、シート、ポールを、
サイドバッグには炭・薪・食材を、
シートバッグにはマット・シュラフ・チェア・テーブル・調理器具などを、
メットインには身の回り品を、
ぎゅう詰めにして、押さえつけて、ベルトで縛り上げてバイクに括り付けます。

 

設営が済んでひと息ついたので、ゴリゴリとコーヒー豆を挽きます。
周りにバイクとテントが増えてきました。
バイクはカブ派かPCX派か?ってくらいそのどちらかが多く、何となく同じ志を持つ人が集まってるような空気感があります。
とはいえ、皆さんソロで、それぞれのペースで好きなように楽しむために来ているので、挨拶程度の言葉をわずかに交わすだけです。

f:id:gui-np:20220424015253j:image

ゆるキャン△』でリンちゃんがなでしこに、「ソロキャンは時間を持て余すので、どう過ごすかを考えておくといい」と言った通りなんですが、私は付近を散歩したり海や山や桜を眺める以外の過ごし方として、のんびりとタブレットで本(漫画)を読んだり、このブログの下書きをしたりしています。

f:id:gui-np:20220424014724j:image

それにしても、ホント今日は空いててよかった!
以前まんぼう閉鎖明けに来た時は、このスペース全部がテントでビッシリだったんですよ💧

まだ早い時間ですが、お腹が空いてきたので、そろそろお楽しみキャンプ飯タイムを始めましょう!
今回のメニューは、炭火焼き鳥・ステーキにエリンギとスナップエンドウ添え・トマトスープ・ご飯。
焚き火台・OD缶バーナー・ポケットストーブを使って、順に作ってはバクバク食べていきます。
肉多くないか?といつも言われますが、キャンプといえば肉でしょ。安い肉でも外で炭火で鉄板で焼けば、5割り増しで美味いんですよ!
ついつい食べ過ぎて、飲み過ぎてしまいます。
飯写真も撮ったけど、なんかイマイチなので載せるのやめておきます。
写真の撮り方も学ばなくてはいけませんね。

 

日が暮れて冷えてきたので、炭火に薪を焚べて火を大きくします。
グリル兼焚き火台は、鹿番長の『カマドスマートグリルb6』
ソロキャンを始めた4年前からの愛用品で、組み立て簡単、コンパクト、丈夫な名品です。
そのうち「私のキャンプギア紹介」なんてのを偉そうにやってみようか、と思うくらい道具が増えてしまっています……

f:id:gui-np:20220424014510j:image

夜も更けてきました。
波の音がザー、ザーと聞こえています。
満腹&ほろ酔いで、タブレットを見る目が重くなってきましたので、そろそろシュラフに潜り込んで横になりましょうか。
シュラフの上にナイロンブランケットを巻いて、寒さ対策バッチリです。

 

☀️

寒さ対策をしすぎたのでしょうか、朝むしろ暑くて目が覚めます。
まだ6時台ですが、お隣さんはもう撤収を始めてます。
たぶん今日は朝から長い距離を走るのでしょう。

まずはモーニングコーヒーを、そして朝飯もガッツリいただきます。
昨夜の残りご飯に雑炊の素を加えて煮込み、昨日2張り隣のおじさん(たぶん私より若い)からもらった卵を雑炊に落とします。
残りのトマトとウインナーも焼きましょう。

 

ところで、キャンプでは設営よりも撤収の方が大変なんですよ。
夜と朝の温度差で結露が激しく、テントのフライシートがずぶ濡れ状態になってます。車なら丸めて放り込めばいいんですが、バイクでは来た時と同じように詰め込まないと帰れません。
帰ってから干して乾かす前提で何とかテントをしまい込み、出したギアを元の袋に戻し、バイクに全て括り付けます。

撤収に奮闘していると、PCXに乗ったおじさん(たぶん私と同じくらいの歳)がやってきました。
なんでも、テントを買う予定だが、私のテントがとても良さそうなのでメーカーと名称が知りたい、とのことで、張り切ってステイシー様のプレゼンをします。
おじさん早速amazonでチェックしていますが、定価より高く売られていることもあるので要注意ですよ!
収納した状態で、ご自分のバイクに詰めるかどうかも試されました。(これ超大事!)思わぬ所でお役に立てて嬉しいですね。

 

実はソロキャンでも、結構他の人のサイトやギアを横目で観察してるんですよね。
友人らとソログルキャンの時などは、お互いのサイト訪問をしてギアをチェックし合ったり、新しいギアをお披露目したり品評したり……というのもよくある光景なんです。
「いいな」と思うスタイルやギアを真似たり、キャンプ関連のyoutube動画を見たりして、段々と自分のキャンプスタイルが出来上がっていきます。
その過程で、amazon段ボール箱と二軍三軍落ちしたギアを抱えることになるのですが……
こうして、「キャンプ道具沼住民」が出来上がります。

 

さて、ここ見近島キャンプ場は、地元の方が有志で管理してくださっている無料キャンプ場です。
そして来る人々は総じてマナーが良く、誰かしらが流しにわずか残っている残飯を片付けてくれたり、ゴミを拾ったりされています。
私も帰る前にザッとトイレ掃除をする程度の、僅かばかりの協力は惜しみません。

 

この素晴らしいキャンプ場が、いつまでも気持ちよく利用できるよう願って、見近島を後にします。

f:id:gui-np:20220425153537j:image

 

ではまた。

(次の記事)

gui-np.hatenablog.com