本日はあいにくの雨です。
着いたのが午後3時半頃とはいえ、1番札所がこんなに空いているのは初めてですよ。
ここ2年くらいは団体バスツアーがほとんどストップしてるからでしょうか。
仁王門をくぐって境内に入ると、錦鯉が優雅に泳ぐ放生池に石橋が架かっています。
ここで一つ、大切なルールがあります。
弘法大師空海が橋の下で野宿をしていた時の逸話から、
橋の上では金剛杖をついてはいけません。
手水舎→鐘楼堂→本堂へ進み、参拝の準備を整えます。
参拝の手順は、前回の記事を参照ください。
本堂内部には多数の燈籠が吊るされています。美しいですね。
御本尊の正面を空け、脇によって読経を始めます。
私は八十八か所を4回巡っているので、般若心経や光明真言を全部覚えているのですが、経本の漢字を見ながら読経したほうが般若心経の意味が頭に入りますね。
また、経本なしで読経してる時に近くで団体さんが読経を始めると、そちらにつられてしまい、どこを読んでいるか分からなくなるんですよね💧
よその人の読経を耳にすると、いろんなパターンがあるなあと気付きます。
「本尊真言」は御本尊さまの電話番号のようなもので、読経の前に唱えて、自分の住所氏名を伝えて初めて仏さまが願いを聞いてくれる、ということをベテランお遍路さんに聞いたことがあります。
せっかく時間とお金をかけて巡るのであれば、少しでもご利益あるように、丁寧に参拝していこうと思います。
次に大師堂へ行き、本堂と同じ手順で参拝します。
境内には見どころがいくつもあります。
参拝の後は納経ですが、霊山寺の納経所は境内の外にあり、お遍路グッズが揃う売店も併設されています。
今回は、小さいサイズの納経帳と、大師記念カード保存帳を購入しました。
「令和5年弘法大師御誕生1250年」記念事業実施中につき、本尊納経では、各札所住職が選んだ弘法大師のお言葉を刻した記念印が左上に押印されます。
また、弘法大師の生涯や四国霊場の縁起が描かれた「特製88記念カード」も授与されます。
納経所とは別に、門前にも売店がありまして、遍路グッズが豊富に揃っています。
私の感覚では、こちらのショップの方が種類が多く、値段もお手軽かと思います。
では、納経所が閉まるまであと少し時間がありますので、次の札所に行ってみましょう。
2番札所「極楽寺」は、1番から1.2㎞と近く、車ならすぐ着きます。
仁王門をくぐり、庭園を抜けて、長めの石段を上ったところに本堂と大師堂が位置してます。
どこの札所でも同じパターンで参拝します。
こちらは、樹齢1100年以上の「長命杉」
弘法大師自らお手植えされたと言われています。
幹に触れれば長寿になり、さらにその手で悪いところをさすれば治る、という言い伝えがあります。
納経時間にギリギリ間に合いました!
「願掛け地蔵」もおられますので、こちらにも漏れなくお参りします。
さて本日は、次の3番札所近くの民宿に泊まります。
ドミトリーは現在使用していないとのことで、3人部屋を1人で使わせてもらいました。
明日の参拝準備を整えて、早めに就寝します。
では、3番札所からは「その2」でお伝えします。
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