九州の中ではほとんど踏み込んだことがなかった宮崎県の、北は山深い神話の里、高千穂から、南は明るい日南海岸を経て都井岬まで、3泊4日かけてじっくりと巡ってきました。
【今回のルート】
大雑把な線引きですが…
青(1日目):三崎港→佐賀関港→高千穂
赤(2日目):高千穂→日向→青島→宮崎市
緑(3日目):宮崎市→堀切峠、道の駅フェニックス→サンメッセ日南→鵜戸神社→都井岬→宮崎市
黒(4日目):宮崎市→佐賀関港→三崎港
東京や大阪などの都会はいいなあ……と思うことの一つは、空港から全国各地に飛行機一本で行けることですね。
From地方to地方は、新幹線がなければ、時間はかかるし遠回りになることもあるんですよ。
四国は特にそうでして、基本どこに行くにも海を渡らねばなりません。
今回も3月の九州旅と同じく、愛媛の三崎港から大分の佐賀関港までの国道九四フェリーを利用します。
本日の目的地は、神話の里・高千穂です。
高千穂は、前回の出雲神話の後に位置する、いわゆる「日向神話」の舞台の地で、神話に登場する神々を祀る神社が数多くあります。
まずはここから。高千穂神社に到着です!
御祭神は、高天原より降臨した瓊々杵尊(ニニギノミコト)をはじめとする高千穂皇神と十社大明神で、縁結び、交通安全、厄除けの神として広く信仰されています。
境内の杉の巨木に圧倒されます。
左上:木の周りをカップルなどが手を繋いで3回廻ると縁結びの願いが叶う「夫婦杉」
左上:樹齢約800年の御神木「秩父杉」
左下:荒立神社と四皇子社
右下:御朱印はこちらから
少し離れた所にある槵觸(くしふる)神社は明朝参拝予定ですが、そこは無人のため、こちらで御朱印を合わせていただきました。
参拝を終えたら、国の名勝、天然記念物に指定された 高千穂峡 に行きましょう!
約1キロの遊歩道が整備されており、神話や伝説にまつわるスポットや、
阿蘇山の噴火がもたらした迫力ある柱状節理など、美しく壮大な峡谷美を眺めながら進むと、
日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」が見えてきました!
滝見台からの眺めは絶景ですね。
神秘的で美しい高千穂峡を代表するこの風景を、貸しボートで堪能しましょう!!
貸しボートはネットでの予約が必須でして、一艘30分4000円です。
一人で利用するには結構なお値段ですが、「旅先でのダイエットと節約ほど愚かしいことはない」というモットーに従って、あらかじめネット予約をしておきました。
ボートは何年ぶりでしょうか?
なかなか思う方向に進みません💦
下から見上げるとすごい迫力です!
滝の近くは撮影スポットですから、ボートが渋滞しています。
滝に近づき過ぎると水浸しになるので、気をつけながら進みます。
自然のパワーとマイナスイオンを取り込んで、心身ともに浄化された気分です。
滝付近の渋滞をやっとこ抜けて乗り場に戻ると、本日のボート営業は終了。
最終時間帯の乗船だったので、少々の時間オーバーは問題なしでした (^◇^;)
高千穂峡にお越しの際は、ぜひぜひボートに乗ってみてくださいね!
高千穂峡 | 高千穂町観光協会 | 宮崎県 高千穂の観光・宿泊・イベント情報
町に戻り宿にチェックインしたら、夕食に出ましょう。
旅先ではなるべく現地の名物をいただくのもモットーですので、高千穂神社近くの「ともえまる食堂」さんにて、高千穂牛あぶり丼(味噌汁、サラダ、漬物付き)2000円 をオーダー。
うまぁぁぁ!
炭火で炙った柔らかい高千穂牛に、タレが染みたご飯がこれまた美味 (^。^)
肉を一枚ずつ大事に味わい、いつものことですが米粒一つ残さずいただきました。
高千穂の伝統文化「夜神楽」は、収穫への感謝と翌年の五穀豊穣を祈願して夜を徹して奉納される、長い歴史を持つ伝統の神事です。
そして三十三番ある神楽のうち、人気の代表的な四番が、高千穂神社境内の神楽殿にて夜8時から毎晩開催されています。
というわけで、再び高千穂神社に参りましょう!
あらかじめ予約をしておきました(拝観料1000円)
神楽殿内は畳敷で席は自由です
こちらが奉納される四番の神楽です。
左上:手力雄の舞
右上:鈿女の舞
左下:戸取の舞
右下:御身躰の舞
初めて見る神楽に引き込まれた、あっという間の1時間でした。
明日は、その神楽で舞われた天岩戸神話の舞台に参ります。
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