昨年開始した[四国遍路5周目]。
半分の徳島・高知は廻り終えているので、結願に向けて地元愛媛からぼちぼち再開しようと思います。
伊予愛媛では、40番から65番まで26の札所を、総走行距離約400キロかけて巡ります。
平地・市街地から山岳へとアップダウンが大きいタフなルートはまさに「菩提の道場」。
それでは参りましょう!
【四国おへんろ.net】様サイトより引用
40番札所「観自在寺」
1番札所から最も遠いため、「四国霊場の裏関所」とも呼ばれています。
堂々とした仁王門をくぐると左手には、
自分の干支の守り本尊に水をかけて願いを成就させる「八体仏十二支守本尊」が、
その向かいには「栄かえる」があります。
願いを込めてこれを撫でると「お金が帰る」などのご利益があるとのことで、撫でまくります。
入母屋造の堂々とした本堂、
総檜造の大師堂を参拝。
納経所は本堂の中にあります。
本堂はかつて火災で消失するも、創建当時の姿に復興されました。
41番札所「龍光寺」
かつては神社と一体になった神仏習合の社寺だったので、山門の代わりに鳥居が立ち、仁王像に代わって狛犬が迎えるという、一風変わった境内です。
赤い鳥居があるのは旧本堂で、現在は稲荷神社となっています。
こちらは明治の廃仏棄釈令で新たに建立された本堂。
右手が大師堂。
全体にこじんまりとした境内で、里寺の風情があります。
42番札所「仏木寺」
ペットの供養や牛や馬の守り仏 としても信仰されています。
山門をくぐり石段を登ると
茅葺き屋根の鐘楼堂があります。
境内の奥に本堂と大師堂が並び、
家畜堂には牛や馬の置物が祀られ、ペットへのお供えも供えられています。
長閑な山里に茅葺屋根の鐘楼が情緒豊かな札所です。
一カ山 毘盧舎那院 仏木寺 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会
43番札所「明石寺」
源頼朝が修繕を手掛け、武士や藩主の信仰を集めた寺です。
緑豊かな石段を登り、
風格ある仁王門をくぐり、さらに石段を登った正面に
唐破風造り(詳しくは分からないのですが…)の屋根が特徴の本堂。
そして大師堂と、その近くには
「夫婦杉」と呼ばれる杉の巨木がそびえています。
自然林生い茂る境内は、霊感あらたかな雰囲気に包まれています。
次回記事では44番・45番札所と、別格6番・7番札所を参ります。