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31、神話の国・出雲路巡り① 出雲大社と日御碕神社

神々の力あふれる出雲路は、縁結びで有名な出雲大社をはじめ由緒ある神社仏閣が多く、様々なご縁を求めて多くの人が訪れます。

今回は、その出雲路を少し駆け足で巡ってきました。

早朝出発してしまなみ海道を渡り、中国山地をひたすら北上すること約4時間。
まずは出雲大社へ!

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拝殿まで4つの鳥居があります。
神門通りの「一の鳥居」からくぐるのが正式ですが、駐車場がこちらの方にあるため、上の写真の「二の鳥居」から入りました。
二の鳥居をくぐってすぐ右手にある「祓社」で心身を清めます。(写真右上)

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出雲大社の参道は全国でも珍しい下り参道です。
因幡の白兎」でお馴染みのうさぎたちは皆違った表情をしています。(写真左下)

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三の鳥居をくぐると見事な松並木が続きます。
参道は中央と両側の三つに分けられていますが、松の根の保護のために中央は通行できないので端を歩きます。
松並木を抜けると右手に見えてくるのは、出雲大社主祭神大国主大神オオクニヌシノオオカミ)の「ムスビの御神像」

 

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縁結びの由来は神話の時代にさかのぼります。
大国主大神は出雲王朝を繁栄させるという偉業を成し、多くの女神と結婚してたくさんの子供をもうけました。
そして、国譲りに際し、天照大御神アマテラスオオミカミ)の一族に現世を譲り、自らは幽世を司る宣言をして以来、大国主大神は人々を幸福へと導く ”縁結び” を行っています。

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手水舎で手と口を清め、三の鳥居「銅鳥居」をくぐり、まずは拝殿で参拝します。

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出雲大社では、二礼四拍手一礼 です。

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こちらは「八足門」。
本殿への参拝は通常こちらで行います。

本殿周辺には、「十九社」や「彰古館」、大国主大神の父神でヤマタノオロチ退治で有名な素戔嗚尊スサノオノミコト)を祀る「素鵞社(そがのやしろ)が並んでいます。

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本殿後方の一段高いところに祀られて、強いパワーを感じる場所です。

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「神楽殿」正面の 日本最大級の大注連縄(長さ13.6m、重さ5.2t)は有名ですね!
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参拝を済ませたら御朱印をいただきます。

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現在は書き置きの御朱印となりますので、御朱印帳に糊で貼ります。

 

さて、昼食は名物「出雲そば」です!

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「割子そば」といいまして、
3段重ねたまま、1段目につゆをかけて食べ、
食べ終わったら残ったつゆを2段目にかけ、
つゆを足して、3段目も同じように食べます。
あっという間に完食ですね!

 

出雲大社のすぐ隣にある「古代出雲歴史博物館」では、この地方で発見された遺跡や資料をもとに、古代出雲を様々な角度から楽しむことができます。
こちらは時間の関係と、以前訪れたことがあるため、今回はパスします。

www.izumo-kankou.gr.jp

 

そしたら、すぐ近くの稲佐の浜に移動しましょう。

稲佐の浜のシンボルは、一際目立つ丸い島「弁天島」です。

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旧暦10月(出雲の神有月)になると全国の神さまが海路で出雲にやってきますが、その際の上陸地点がこの「稲佐の浜」なんですよ。
また稲佐の浜は、地上を統治していた大国主大神が、神々の住む高天原からの使者を稲佐の浜で迎え、国を譲り渡す決定をしたという「国譲り神話」の舞台にもなっています。
現在は海岸の整備工事が行われていました。

 

では、稲佐の浜から北西に約8キロの「日御碕神社(ひのみさき)へ向かいましょう。

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神社は天照大御神を祀る下の宮と、素戔嗚尊を祀る上の宮の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。

厄除けや縁結びにご利益があり、日本の夜を守る神社 とされる由緒ある古社です。

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楼門をくぐると正面には、天照大御神を祀る下の宮「日沉宮」(ひしずみのみや)があります。

鮮やかな朱色の社殿と松林の緑が美しいですね!

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右手の小高いところには上の宮「神の宮」があり、こちらには素盞嗚尊が祀られています。

上下二社を参拝し、御朱印をいただきます。

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こちらも書き置きの御朱印です。
後で御朱印帳に糊で貼りました。(シワがよってしまいました💦)

 

数量限定「砂のお守り」

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日御碕神社には貴重なお守りがあります。
こちらは以前訪れた時に購入したものですが、通常のお守りのように新しく買い直す必要はない、とのことなので、以来ずっと鞄に入れて持ち歩いています。
中身は地鎮祭の際にお清めとして使われる「神砂」で、厄除けや交通安全にご利益があるとされます。

 

日御碕神社の近くには「日御碕灯台があります。

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こちらの灯台は、石造りの灯台としては日本一の高さで、内部の展望台まで登ることもできます。

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海岸沿いには遊歩道が整備されています。

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風が強いです!
天気の良い日は隠岐諸島も臨めるそうですよ。
隠岐諸島にもいつか行ってみたいですね!

 

次の記事では、島根半島左端の日御碕から右端の美保関に走り、境港の「水木しげるロード」を訪れます。

 

gui-np.hatenablog.com