GWツーリング2日目
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旅の朝は早く、5時に起床して宿の温泉に入り、温泉卵と途中で買っためはりずしで朝食にして、6:30に出発しました。
川湯温泉、良かったなあ。
今度は仙人風呂をやっている冬に来よう!
さて本日は、まずR168を熊野川に沿って更に南下します。
熊野川も世界遺産に登録されている熊野古道の一つ。
ここでは、熊野本宮大社の南東から熊野川下流の熊野速玉大社に向かう、平安貴族がたどった川の参詣道
熊野川舟下りが体験できます。
ここまで来たら体験してみたいところではありますが、営業開始は朝9時から、しかもすでに一日中予約でいっぱいでした。
もっとも、ここで川下りをしてしまったら、またバイクの所まで戻らなければなりませんからね(^_^;)
(戻りの連絡バスが運行しています)
雄大で美しい熊野川の流れを左に眺めながら走ること1時間で新宮市に到着です。
まずは 熊野速玉大社 へ
朱塗りの大鳥居の向こうは鎮守の森におおわれた神域。
鳥居を入ってすぐ右手に、八咫烏を祀った八咫烏神社と、天の岩戸を開けた神を祀った手力男神社が並んで鎮座しています。
太いしめ縄が印象的な神門
速玉大社はここから先の本殿域も写真撮影禁止ではないようです。
左から本殿(結宮、速玉宮)、上三殿(証誠殿、若宮、神倉殿)、八社殿(中四社、下四社)が並んでいます。
まずはイザナギとイザナミの夫婦神が鎮座している本殿拝殿から、
その後は上三殿、八社殿と順に参拝していきます。
さすが早朝だけあって並ぶことなくスイスイと進むことができました。
御神木の梛(なぎ)
樹齢千年の梛の大樹は熊野信仰の象徴
御朱印もいただきます。
次に、速玉大社から徒歩10分の飛地境内に鎮座する神倉神社へ。
神倉神社は熊野速玉大社の「元宮」であり、同じく世界遺産に登録されています。
境内入り口の看板には、
高齢者、足腰の弱い人、小さな子供連れは絶対に登らないように!
との注意書きが…
ですよね(^^;;
鳥居の先には恐ろしく急な石段が…
参拝だけならここで遥拝でもいいのですが、この石段を登った先を見るために行こう!
源頼朝が作った鎌倉式石段という、自然石を積み重ねた500段あまりの険しい急勾配を登らねばなりません💦
普段からモーターの力で移動している身にはキツイキツイ💦💦💦
気軽に登りはじめたけど、ほとんど登山です!
膝関節や大臀筋がガクガクいっている💦
ゼーゼー言いながら登ること約10分で、神倉神社本殿に到着しました!
山上には崖に迫り出した 御神体「ゴトビキ岩」がドーンと鎮座しています。
最初にこの岩の上に熊野の神々が降臨したと伝えられています。
凄い迫力!!苦労して登ってきた甲斐があったというものですね。
青い空・新緑・朱塗りの社そして巨岩に、
すごいなあー、きれいだなあー、と貧弱な表現しか出てきません(^◇^;)
ちなみに「ゴトビキ」とはこの地の方言で「ひきがえる」のこととか。
山上からの景色も良いですね!
山深い十津川、本宮から明るい太平洋に出てきた開放感があります。
御朱印は速玉大社で一緒にいただきました。
熊野速玉大社公式サイト|和歌山県新宮市鎮座 根本熊野大権現 世界遺産
お次は
蓬莱山の南麓に鎮座する
阿須賀神社
2016年に追加登録された世界遺産の一つです!
本殿
熊野の神々は最初、先程の神倉山に降り立ち、次に阿須賀の森に移ったという伝承があり、
また、「キングダム」でおなじみの秦の始皇帝の命により、不老不死の霊薬を求めて東海へ船出した徐福がこの地に上陸したと伝えられています。
徐福は3000人もの若い男女と技術者100人を連れ、五穀の種をもって約2200年前に日本に上陸し、農耕や漁業、造船、製紙技術などを伝えたなど、ここ新宮を始め日本各地に伝説が残っています。
ロマンがありますね!
阿須賀神社境内には徐福之宮が祀られています。
そして、近くには徐福公園もあります。
ひときわ目を引く中華風の華やかな楼門
園内には徐福の石像や
徐福の墓
そしてこれこれ!
徐福が探し求めた不老不死の霊薬と言われている 天台烏薬(てんだいうやく)の木もありました~~
公園駐車場管理のおじさんとしばし歓談。
バイクのナンバープレートを見て「遠くから来ましたねー!」と声をかけられることがよくあるのですよ(^◇^;)
ここは徐福公園というだけあって、台湾や中国からの観光客もよく来られるそうで、おじさんは中国語と英語の勉強をしているとか、勝浦の花火大会がスゴいとか、なんやかんやついつい長話になったけど、次に行く那智大社の駐車場のタダ券をいただきました!
さて、不老不死の薬・天台烏薬を飲むことはできるのでしょうか?
8年くらい前にこの地を訪れたマイ息子が天台烏薬ゼリーを食べたという話を思い出して、、、
喫茶店、きゃろっと にて
天台烏薬ゼリーと 天台烏薬茶
ゼリーはほんのり甘いけれどそれよりも苦味の方が強く、台湾の仙草ゼリーにも似た風味。
お茶はしっかりと苦くて、まさに“薬”です。
たぶん、たいていの人にとっては「苦い、不味い」でしょうが、、、
胃の働きが一気に良くなるような、体の中が解毒されるような味わいで、私は好きですね(^▽^;)
不老不死は・・・どうでしょうか?
徐福伝説には以前から興味があるので、日本各地のゆかりの地を折に触れて訪れたいとも思っています。
では新宮を後にして、那智勝浦へ向かいましょう!
続きは次回に。