GWツーリングの1日目の続きです。
前回の記事はコチラ
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中心である熊野三山の聖地、
熊野本宮大社にやってまいりました!
熊野三山のシンボル・八咫烏の旗が出迎える一の鳥居
そもそも熊野三山とは…
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称であり、自然崇拝を起源とする熊野詣の聖地であります。
また熊野古道とは…
平安時代から続く熊野三山への参詣道で、5つのルートがあります。
さて、一の鳥居をくぐると
そこから先は杉木立に包まれた聖域。
「熊野大権現」と書かれた白旗が立ち並ぶ参道を真っ直ぐ進み、途中の祓戸大神で溜まりに溜まった穢れを祓い、手水舎で清めます。
荘厳な神門
なお、ここから先の本殿域は参拝記念の撮影のみ可で、
ブログやSNSへの掲載は禁止
となっています。
熊野本宮大社ホームページより借用
檜茅葺きの重厚な社殿は左から
①結宮第一殿②結宮第二殿③證証殿④若宮⑤満山社
と並んでいます。
参拝は③→②→①→④→⑤の順に行います。
それぞれの社殿には参拝の列ができていて、一つ並んで参拝したら次に並んで、、、と言った具合に5つ参拝を済ませたら、
御朱印をいただきましょう。
連休中は御朱印所も長蛇の列ができていることがよくあるのですが(1時間近く並んだことあり💦)、ここでは列は数名、番号札を受け取ってほんの5分くらいでいただくことができました。
次に、かつて熊野本宮大社があった旧社地、
大斎原(おおゆのはら)へ
高さ33.9mの大鳥居は日本一の大きさ!
迫力あります!
大斎原も世界遺産の一つですね。
杉木立を抜けると森林に包まれた広場に出ます。
そこが旧社地で、かつては12の社殿が横一列に並んでいたのですが、明治22年の大水害で社殿の多くが流出しました。
水害を逃れた上四社を現在の熊野本宮大社に遷座し、旧社地には大水害で流された中四社と下四社を祀る石造りの小祠が建てられています。
そして旧社地も撮影禁止 です!
かつて参拝に訪れた人々は歩いて川を渡り、冷たい水で身を清め、神域を訪れたのでしょう。
御朱印は書き置きのみですが、熊野本宮大社で一緒にいただきました。
なお本来は大斎原の前に産田社を参拝するのが正しい順序なのですが、すっかり失念してしまいました。
熊野本宮大社周辺には三つの温泉郷があります。
まずはその一つ、開湯から1800年以上の由緒ある 湯の峰温泉 へ
硫黄の匂い漂う昔ながらの温泉情緒!
川沿いには湯筒があり、湧き出る90度の温泉で茹で野菜や温泉卵などを楽しむ事が出来ます。
売店で2こ150円で卵を購入したら温泉に浸けること12分・・・
ちょうどいい半熟に出来上がりました!
天然温泉の岩風呂 つぼ湯 は参詣道の一部として世界遺産に登録されています。
日によって七回も湯の色が変化するといわれている温泉で、実際に入浴ができるんです!
つぼ湯は30分の交代制で予約が必要です。(大人800円)
私が行った時は約2時間待ちで、どーしようかなー?と悩んだけれど今回は外から見るだけにしておきました。
世界遺産の風呂、中はこんな感じだそう。
つぼ湯のほかにも一般湯・くすり湯・家族湯をそなえた公衆浴場があります。
本日の宿泊地は、熊野温泉郷の一つ、
川湯温泉 です!
川底から高温度の湯が湧き出し、川の水と混ぜ合わせてオリジナルの露天風呂が楽しめる川湯温泉は、冬には川を堰き止めて作る巨大な露天風呂の「仙人風呂」で有名です。
こじんまりとした山間の温泉地ですが、すぐ近くには無料のキャンプ場があり、たくさんのテントと車でギッシリ(^^;)
川遊びして、温泉入って、夜はキャンプか、、、いいなあ〜
河原の露天風呂に入った後に川で泳ぐ人も、、、いいなあ~
この辺りが冬に仙人風呂になるのでしょうか?
湯気が上がってるし、ホントに川の水が熱かった💦すごいな!
今回のツーリングを決めたのは2月上旬なのですが、その時点で値段が手頃な宿はほとんどいっぱいで、「出遅れたか?」と思ったくらいです。さすがGWですね(^^;)
今回は「川湯まつや」畳ベッド素泊まり、という面白いタイプの部屋に宿泊します。
部屋は狭いがこのスタイルはなかなかよかった。
そしたら、まずは夕食です。
川湯温泉にはこちらの1軒しか飲食店がなかったので、夕食難民にならないよう開店と同時に入店しました。(本宮周辺には飲食店が数軒あったけど、コンビニは五條から先では見かけなかったような・・・)
天然鮎定食
目の前の川で捕れた天然鮎の塩焼きと甘露煮
ご飯は熊野名物 めはりずし に替えてもらいました。
めはりずし、シンプルな味付けで美味しい!
今回の宿は、すぐ隣の姉妹館・川湯みどりやの大浴場と露天風呂が無料で利用できることが大きなメリットなんです!
こっちはお高めのお宿ですね(^^;) 外に源泉飲泉所があるのも嬉しい。
なお、こちらの露天風呂は混浴でして、
大浴場に備えてある湯あみ着を着用して河原に下りていくと浴槽が二つあります。
川側から見た露天風呂全景はこんな感じ。
こちらの写真は少し離れた橋の上から撮らせていただきました(^^;)
河原にある露天風呂に入り、のぼせてきたら川に入ってクールダウン!
ここで実現できました! サイコーでした(*^^)v
1日目のルート
2日目は熊野三山の2社を参拝します。