soloで諸国漫遊

キャンプ、ツーリング、国内旅行、時々そのほか

13、GW大遠征⑤ 高野山奥之院→復路四国へ

宿坊に泊まりますと、夜のまたは朝の勤行への参加を勧められます。
もちろん強制ではなく任意ではありますが、せっかくですから参加させていただきましょう。
住職の読経、お焼香と約30分程のお勤めです。
般若心経を唱え、気合を入れて、GW大遠征最終日のスタートを切ります!

朝の勤行の後はお待ちかねの朝食です。

f:id:gui-np:20220603020327j:image

おかずがたっぷりあるので、ご飯がついつい進みます。
さすがにお櫃を空にはできなかったけれど、おかわり3杯いただきました。

さあ再び奥之院に向けて歩きましょう!

f:id:gui-np:20220603020820j:image

昨夜は途中の中の橋から入りましたが、今朝は一の橋から歩き始めます。
一の橋から御廟まで約2キロの道のりには、大名・公家、現代の企業や個人の墓石や祈念碑が、樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます。

上の写真のほかにも、織田・豊臣・徳川ほか多数の名のある大名や公家の墓所が見受けられます。

6年前のGWにもここ高野山に参りましたが、その時は凄い人出で、外国人観光客も多く、ガヤガヤしていたなあ……としみじみ思い出します。
ここ奥之院は、弘法大師空海が今も生き続けていると信仰されている聖域ですから、深閑で厳粛な雰囲気に満ちた場所でなくてはなりません。
それでも、国内外を自由に遠慮なく旅行できた頃が懐かしく、早くまたそのようになればいいなあ……と願いながら歩きます。

f:id:gui-np:20220604005533j:image

御廟橋から先は脱帽し、写真撮影は禁止です。
昨晩同様、弘法大師廟の前で遍路参りの作法に則って参拝し、納経所で納経帳に重ね印をいただきます。

f:id:gui-np:20220604013137j:image

四国八十八か所は、回るたびに新しい納経帳にするよりも、一冊の納経帳に何度も「重ね印」を押していただく方がご利益があると言われています。(納経代は同じですが)
今回は3回目の重ね印です。

四国八十八ヶ所では、各札所で納経しますと御本尊の「お姿」をいただけるのですが、ここ高野山では奥之院も金剛峯寺も別途有料となります。
奥之院での納経後に、昨日金剛峯寺弘法大師空海の「お姿」をいただくのを失念してしまったことを思い出しまして、再び金剛峯寺に参ります。

高野山ゆるキャラ「こうやくん」がいました!といってもボードですが……(上)

f:id:gui-np:20220608231607j:image

6年前は本物の?こうやくんがいて、一緒に写真を撮ってもらいました!(下)

昼間の檀上伽藍にも行きましょう。

檀上伽藍への出入り口は「蛇腹道」と呼ばれています。
美しいですね!
f:id:gui-np:20220604222603j:image

檀上伽藍は、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つで、真言密教思想の曼陀羅の世界観を表しています。
その中心の根本大塔は、高野山のシンボルとも言えるでしょう。

f:id:gui-np:20220604222656j:image

ここでも「こうやくん」がお出迎えしてくれています。
実はゆるキャラ大好きなんですよね(^o^)
f:id:gui-np:20220604222700j:image

中門から出て、高野山の町並みを歩きます。
今は5月だけど紅葉?

f:id:gui-np:20220604222926j:image

GW最終日だからでしょうか、それほど混雑していませんね。

最後に女人堂に寄りましょう。

f:id:gui-np:20220607235057j:image

高野山は明治時代まで女人禁制でした。
そのため、高野山の各入り口には女性が参拝するための女人堂が作られました。
それら女人堂を結ぶ「女人道」は巡礼の道として今も歩く人が絶えないそうです。

そうそう、本日高野山の麓の九度山町で「九度山真田まつり」が開催されていると聞きました。
興味はあるのですが、混雑予想と復路所要時間を考えると、残念ながら諦めざるを得ませんね。
真田幸村ゆかりの九度山町には見どころがいくつもありますので、次回高野山に来る時に寄ることとしましょう。

 

さて、名残惜しいですが、そろそろ帰路につきましょうか。
明石海峡大橋ルートをナビで確認して出発です。
なるべく迷わないように、多少遠回りでも高速を使うようにします。

大阪の高速は右車線から合流してくるので、呑気な田舎者には結構ハードです💦
順調に走っていると、ナビが「淡路島に強風波浪注意報発令」と知らせてきました。
そしたら勝手にルート変更をし、瀬戸大橋ルートに進ませようと案内してきました。
またですか……。せっかくだけど無視して、そのまま元々の道を進みます。

淡路島に渡ると、サービスエリアは大混雑、反対側車線にはビッシリ車列が連なっています。
SAでは給油だけをして先に進みます。
今回の給油では、高野山への山道を昇り降りしたので燃費はさほど期待していなかったのですが、18.42㎞/ℓ と結構いい数字を叩き出せました!

反対車線の大渋滞は、淡路島の真ん中くらいまで続いています。
GW最終日を近場で過ごした近畿地方の方々が帰路につく時間帯なのですね。

 

四国に戻れば後は勝手知ったるいつもの道ですから、飛ばさず、なるべく燃費走行を遵守して帰宅です。

6日間の大遠征の総走行距離は1827キロ。
平均燃費は18.45km/ℓ


Nバン君、ホントに良く頑張りました!!!
そして車内の改良点が見つかり、次の旅への目標もできました。
6月から四国八十八か所では、「弘法大師御生誕1250年記念事業」が始まりますので、それに合わせて遍路5週目を始めようと考えています。


それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます♪
また次の記事でお会いいたしましょう!

 

(次の記事)

gui-np.hatenablog.com