去年から始めた【四国遍路5周目】も残すところ香川県のみとなりました。
結願まであと一息です!
面積が日本一小さい香川県は、札所がギュッと密集していて札所間の距離が近いため、テンポよく一気に廻れます。
それゆえに、先を急いで駆け足になったり、スタンプラリーのようになってしまいがちなので、観光スポットにも立ち寄りながら余裕を持って巡拝していこうと思います。
ここで参拝の手順をざっとおさらいしますと、、、
- 山門→手水舎→鐘つき
- 本堂でローソクと線香→納札→お賽銭→読経
- 大師堂で同じくローソクと線香→納札→お賽銭→読経
- 納経所で納経(御朱印)をいただく
となり、これらを88ヶ所全てで行うわけです。
(所要時間は札所一ヶ所で20分くらい)
遍路には独自のルールもあるけれど、宗派を問わず誰でも、それぞれの目的やスタイルで巡拝できるので、外国人の方もよく見かけます。
今回は1泊(キャンプ)2日で10か所の札所を回り、途中観光地にも立ち寄っていきます。
まず始めに、、、
66番札所「雲辺寺」
香川県最初の札所は、四国霊場で最も高い場所にあり、
ロープウェイを利用して登っていきます。
(車でも道はあるけど超難所なのでやめた方がいい!)
鉄柱間の距離は日本一。
約7分の空中散歩で山頂駅に到着します。
そこは標高約910m、気温は2度、香川と徳島の県境。
境内へ緑深い道を進みます。
参道脇を埋め尽くす等身大の五百羅漢像は、一体一体が個性的で面白い(^。^)
左:本堂 右:大師堂
本堂前には新しく亀の像ができていました。
祈願札を貼り付けた茄子型の輪をくぐり、奥の「おたのみなす」に腰掛けると願いが叶う、と言われています。(なんか京都に似たようなのがあったな)
そしたら、雲辺寺山頂公園へ!
その名の通り、いい感じに雲が湧いています。
カラフルなベンチやフォトフレームもあって、
讃岐平野や瀬戸内海が一望できるこの公園の目玉は、
天空のブランコ
後ろの方に撮っていただきました!
映えスポットで 遍路白衣の場違い感・・・(^_^;)
ハイジの気分で空中に飛び出す感じが、ちょこっとスリルあって爽快です!
ロープウェイは真ん中あたりで上下線がすれ違います。(ロープウェイ代往復2200円)
では次に
67番札所「大興寺」
巨木に覆われた石段を登って境内へ。
本堂→大師堂とまわって本堂内にある納経所へ。
左上の「弘法大師生誕1250年記念スタンプ」は本堂の屋根瓦のデザインと同じ、と教えていただきました。
ホントだ!
小松尾山 不動光院 大興寺 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会
そしたら、次の札所へ向かう途中で昼飯です。
「かなくま餅福田」の
冬季限定 白味噌アン雑煮うどん
香川のお雑煮と言えばあんこ餅の入った白味噌でして、塩気と甘みが調和して美味いんですよね。
そこにうどんを入れたら炭水化物のトリプルパンチ!
食後眠くなるのは必至ですね(^◇^;)
汁まで飲み干し、ごちそうさまでした!
68番札所「神恵院」・ 69番札所「観音寺」
ここは2つの札所が同じ敷地にあるという、非常に珍しい構えとなっています。
山門は一緒で、本堂と大師堂は別々です。
まずは68番の、四角い箱のようなコンクリート造りの本堂へ。
左:階段を上った所にある本堂 右:コンクリの左側にある大師堂
続いて、69番へ
朱塗りの柱が特徴的な本堂と大師堂を参ったら、、、
納経所は一ヶ所で、一度に2札所の納経ができます。
どちらも同じ方に書いていただきました。
そして、68・69番札所からほど近い琴弾公園から琴弾山を登ると見える
銭形砂絵「寛永通宝」
琴弾公園の有明浜に描かれた巨大な砂絵で、
「銭形を見た人は健康で長生きし、お金に苦労しない」という言い伝えがあるとか。
何度も見ているけど、ご利益のほどはいかに・・・?
銭形砂絵 「寛永通宝」(琴弾公園) - 観音寺市ホームページ
まだまだ続きますが、長くなりますのでまた次回に。