サンメッセ日南から5キロほどで「鵜戸神宮」に到着します。
日南海岸国定公園の美しい景色の中にあり、鵜戸神宮一帯は国の名勝に指定されています。
まずは朱塗りの鮮やかな神門をくぐります
そして楼門を抜け、
海沿いの参道を下っていくと、いよいよ本殿のある洞窟が見えてきました!
鳥居をくぐると
断崖絶壁の大洞窟の中に朱塗りの本殿があります。
御祭神は、前回記事の青島神社の御祭神である山幸彦と豊玉姫の息子、鵜葦草葦不合命(ウガヤフキアエズノミコト)です。
地元では「鵜戸さん」と親しまれ、安産・夫婦円満・育児・漁業・航海・縁結びの神として信仰を集めています。
境内の看板より
なかなか系図が覚えられません……
この洞窟は、豊玉姫が御祭神を産むための産屋を立てた場所で、本殿裏には豊玉姫が育児のために乳房をくっつけたと伝えられる「御乳岩」や、産湯の跡なども見られます。
御朱印はこちら
では、鵜戸神宮名物「運玉投げ」に挑戦しましょう!
本殿洞窟前から海を見下ろす所に、亀の形をした霊石・亀石があります。
10円玉くらいの大きさの、丸い素焼きの「運玉」は1回5個で200円。
それを男性は左手で、女性は右手で投げ、亀石の上の注連縄の中の窪みに入れば願いが叶い、入らなくても亀石に当たれば開運、とのことで
私は左投げなんですが、右手で投げた所、なんと 第一投目でポチャンとダイレクトに穴に入ったんですよ!!!
その後は左で投げ、全部亀石に当てました v(^o^)v
近くにいた兄さんが投げる所を動画に撮ってくれました。Thank you !
海の青と木々の緑に映える朱塗りの社殿や柵のコントラスト、そして「洞窟前の嚴岩」といわれている奇岩の連なりが、類を見ない風景を構成している、まさに名勝ですね。
では宮崎県最南端の 都井岬 目指しましょう!
「日南フェニックスロード」をさらに南へ約50キロ、ゆっくり走って1時間半くらいでしようか?
都井岬は日南海岸国定公園の一部で、日向灘に突き出すような形をした風光明媚な岬です。
ここには、希少な日本在来種として国の天然記念物に指定されている野生馬「御崎馬」が生息しています。
御崎馬は小柄で胴が短く、全体的にずんぐりしています。
岬の草原をゆっくりと草を食みながら歩んでいる馬たちを、そーっと間近で見ることができるんですよ。
急な斜面を、子馬が足を滑らせながら登っていました……頑張れ!
馬は道路もゆっくり歩きますので、車は最徐行で。
当然ですが、あちらこちらに糞が固まりで落ちているので注意が必要ですね (^◇^;)
御崎馬は、ほとんど人手を加えない状態で放牧されているので、岬にあるものだけを食べ、繁殖を続けるという貴重な生態を保ち続けています。
よって我々観光客は、馬に食物を一切与えてはいけないし、馬に近寄ったり触れたりしてもいけません!
白亜の都井岬灯台は、「日本の灯台50選」に選ばれた歴史ある灯台で、九州で唯一内部参観が可能です。
現在も航行する船舶の目印として活躍しています。
御崎神社は、奈良時代より前の創建と伝えられ、航海安全と縁結びの神です。
背後の断崖絶壁の中頃に、小さな社殿が見えるでしょうか?
あそこまでは行けないので、手前の遥拝所から参拝します。
周辺はソテツの自生林で、ここにも馬が来ています。
のどかで美しい景色をずっと眺めていたいくらいですね。
観光交流館「パカラパカ」には、フードコーナーや地場産品売り場などがあり、その庭には
ポケモンマンホール蓋
県内他にもいくつかあるようなのですが、やっと1つ見つけました!
ポニータとナッシーの組み合わせが都井岬らしくてナイスですね。
ここはハワイかグアムか?
いえいえ、ナッシーリゾートですよ。
御崎馬の保護と管理は、地元の組合がされています。
また岬一帯の牧場の整備、改善、森林の維持なども含めて多額の費用が必要なため、都井岬入場の際には協力金400円を納めます。
この野生の馬たちが、いつまでものんびりと逞しく暮らせることを願って。
時間に余裕があれば日南市の飫肥(おび)城址にも寄りたかったのですが、都井岬が充実し過ぎててタイムオーバーとなりました。
帰りもフェニックスロードを走って宮崎市まで戻ります。
そして昨夜と同じ店で夕食 (^。^)
大根煮物の唐揚げ・まるでケーキのような肉じゃが(コロッケの中身みたいな感じ)・骨付き鶏の炭火焼き(親鳥)・宮崎牛とウニのにぎり・ビールに日向夏のサワー、で満足満足!
お一人様歓迎はホントありがたいですね!
さて、明日は帰路につかなければなりません。
せめてあと1日休みが多ければ、霧島や鹿児島方面に向かうプランが立てられたのですが、それはまたの機会までお預けですね。
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