soloで諸国漫遊

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37、【宮崎県縦断solo旅】④岸壁の鵜戸神宮と都井岬の野生の馬たち

サンメッセ日南から5キロほどで「鵜戸神宮」に到着します。

日南海岸国定公園の美しい景色の中にあり、鵜戸神宮一帯は国の名勝に指定されています。

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まずは朱塗りの鮮やかな神門をくぐります

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そして楼門を抜け、

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海沿いの参道を下っていくと、いよいよ本殿のある洞窟が見えてきました!

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鳥居をくぐると
断崖絶壁の大洞窟の中に朱塗りの本殿があります。
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御祭神は、前回記事の青島神社の御祭神である山幸彦と豊玉姫の息子、鵜葦草葦不合命(ウガヤフキアエズノミコト)です。

地元では「鵜戸さん」と親しまれ、安産・夫婦円満・育児・漁業・航海・縁結びの神として信仰を集めています。

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境内の看板より
なかなか系図が覚えられません……

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この洞窟は、豊玉姫が御祭神を産むための産屋を立てた場所で、本殿裏には豊玉姫が育児のために乳房をくっつけたと伝えられる「御乳岩」や、産湯の跡なども見られます。

御朱印はこちら

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では、鵜戸神宮名物「運玉投げ」に挑戦しましょう!
本殿洞窟前から海を見下ろす所に、亀の形をした霊石・亀石があります。
10円玉くらいの大きさの、丸い素焼きの「運玉」は1回5個で200円。
それを男性は左手で、女性は右手で投げ亀石の上の注連縄の中の窪みに入れば願いが叶い、入らなくても亀石に当たれば開運、とのことで

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私は左投げなんですが、右手で投げた所、なんと 第一投目でポチャンとダイレクトに穴に入ったんですよ!!!
その後は左で投げ、全部亀石に当てました v(^o^)v

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近くにいた兄さんが投げる所を動画に撮ってくれました。Thank you !

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海の青と木々の緑に映える朱塗りの社殿や柵のコントラスト、そして「洞窟前の嚴岩」といわれている奇岩の連なりが、類を見ない風景を構成している、まさに名勝ですね。

www.udojingu.com

 

では宮崎県最南端の 都井岬 目指しましょう!

「日南フェニックスロード」をさらに南へ約50キロ、ゆっくり走って1時間半くらいでしようか?

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都井岬日南海岸国定公園の一部で、日向灘に突き出すような形をした風光明媚な岬です。
ここには、希少な日本在来種として国の天然記念物に指定されている野生馬御崎馬が生息しています。

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御崎馬は小柄で胴が短く、全体的にずんぐりしています。
岬の草原をゆっくりと草を食みながら歩んでいる馬たちを、そーっと間近で見ることができるんですよ。
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急な斜面を、子馬が足を滑らせながら登っていました……頑張れ!

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馬は道路もゆっくり歩きますので、車は最徐行で。
当然ですが、あちらこちらに糞が固まりで落ちているので注意が必要ですね (^◇^;)
御崎馬は、ほとんど人手を加えない状態で放牧されているので、岬にあるものだけを食べ、繁殖を続けるという貴重な生態を保ち続けています。
よって我々観光客は、馬に食物を一切与えてはいけないし、馬に近寄ったり触れたりしてもいけません!

 

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白亜の都井岬灯台は、「日本の灯台50選」に選ばれた歴史ある灯台で、九州で唯一内部参観が可能です。

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現在も航行する船舶の目印として活躍しています。

 

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御崎神社は、奈良時代より前の創建と伝えられ、航海安全と縁結びの神です。
背後の断崖絶壁の中頃に、小さな社殿が見えるでしょうか?
あそこまでは行けないので、手前の遥拝所から参拝します。

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周辺はソテツの自生林で、ここにも馬が来ています。

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のどかで美しい景色をずっと眺めていたいくらいですね。

 

観光交流館「パカラパカ」には、フードコーナーや地場産品売り場などがあり、その庭には

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ポケモンマンホール蓋
県内他にもいくつかあるようなのですが、やっと1つ見つけました!
ポニータとナッシーの組み合わせが都井岬らしくてナイスですね。

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ここはハワイかグアムか?
いえいえ、ナッシーリゾートですよ。

 

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御崎馬の保護と管理は、地元の組合がされています。
また岬一帯の牧場の整備、改善、森林の維持なども含めて多額の費用が必要なため、都井岬入場の際には協力金400円を納めます。
この野生の馬たちが、いつまでものんびりと逞しく暮らせることを願って。

kushima-city.jp

toimisaki.wixsite.com

 

時間に余裕があれば日南市の飫肥(おび)城址にも寄りたかったのですが、都井岬が充実し過ぎててタイムオーバーとなりました。
帰りもフェニックスロードを走って宮崎市まで戻ります。
そして昨夜と同じ店で夕食 (^。^)

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大根煮物の唐揚げ・まるでケーキのような肉じゃが(コロッケの中身みたいな感じ)・骨付き鶏の炭火焼き(親鳥)・宮崎牛とウニのにぎり・ビールに日向夏のサワー、で満足満足!
お一人様歓迎はホントありがたいですね!

 

さて、明日は帰路につかなければなりません。
せめてあと1日休みが多ければ、霧島や鹿児島方面に向かうプランが立てられたのですが、それはまたの機会までお預けですね。

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