27番札所「神峯寺」(こうのみねじ)への道は、私にとっての難所ベスト5に入ります。
道は舗装され幅はまずまずなので離合はできますが、傾斜とカーブのキツさは全札所No.1ではないでしょうか。
以前来た時、前を走るハイエースが、カーブでゴムの焼けた臭いと共にタイヤをキュルキュル空回りさせていたのは恐怖でしたね。
とてもじゃないけど、停車して写真を撮る余裕などありません……
駐車場から山門までの道もかなりの急坂です。
到着するとホッとしますね。
左側が神峯寺、右側は神峯神社の入り口です。
神峯寺は、安芸市出身で三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎氏の母君が、息子の開運や立身出世を願って熱心に参拝したことでも知られています。(隣の神峯神社の方という説もあり)
それに倣って、私も息子の立身出世を祈願しましょうか。
手水舎は天然の石清水を利用して作られており、その水は病気平癒の霊験ありという名水です。
本堂までは、またまた長い石段を上っていきます。
石段の両側は、庭園が美しく整備されています。
本堂、
大師堂と参拝し、納経所へ。
帰りがけにも「神峯の水」を三杯ほどいただきました。
急カーブ連続の急坂を慎重に下り、隣の安芸市まで来たら、先程の岩崎弥太郎生家にも寄らねばなりません。
土佐高知は多くの偉人を輩出していますので、県内至る所に「偉人の銅像」が見られます。
高知の最後にまとめてご紹介したいと思います。
ここからは、のどかな海沿いを抜けて、市街地に入っていきます。
28番札所「大日寺」は、田園地帯の山の中腹にあり、札所到着目前に突然?狭く急なカーブ坂道が現れます。
重厚感ある山門を抜けると
境内はきれいに整えられ、静かで居心地よく落ち着いた雰囲気があります。
本堂・大師堂と参拝し納経所へ
奥之院「爪彫薬師」にも参ります。
弘法大師が爪で薬師如来を彫ったとされるクスノキの霊木が祀られています。
奥之院の脇からは清水「大師の御加持水」が湧き出ています。
29番札所「国分寺」は、「土佐日記」の作者・紀貫之にゆかりのある名刹です。
仁王門を抜けると
正面の本堂は「金堂」と呼ばれます。
大師堂前の「回向柱」に触れると、お大師様と縁が結ばれるのでしょう。
禁酒したい人が願掛けする「酒断地蔵」
納経所の入り口には、「お接待」の飲み物も用意されいてます。
30番札所「善楽寺」は、土佐一宮「土佐神社」の隣にあります。
駐車場のすぐ隣が境内のコンパクトな札所です。
本堂(右)・大師堂(左)と参拝し納経所へ。
なんとなくホンワカとした感じの札所でした。
31番札所からは次の記事へ移ります。