宍道湖岸に位置する城下町松江は、雰囲気が好きな街の一つなんですよ。
今回は駆け足であちこち廻っているため、松江城に着いたのは夕方。
こちら大手門から入場します。
国宝松江城は、江戸時代に建てられてから今も壊れることなく残っている、数少ない貴重な「現存天守」の一つです。
美しいですね!
天守への入場は午後6時までとなっており、時間ギリギリのため今回は見送りです。
松江城をぐるりと囲む堀川を「遊覧船」が運航しています。
「堀川めぐり」といいまして、船頭さんのガイドを聞かながら、お堀を進みます。
10年位前に一度乗ったことがありまして、下の写真はその時の物ですが、
狭い水路をギリギリ通過したり、低い橋の下を通るときは船の屋根も下がってきたり、、、となかなか貴重で楽しい体験でした。
松江城に来られたら是非乗船をお勧めします!
松江城の周りには、武家屋敷や小泉八雲記念館などの見どころもあり、ぶらり散策も楽しめますね。
宍道湖は「日本夕日百選」にも選ばれている夕日のメッカです、が本日は曇天なので、次の機会に期待しましょう。
そして、美肌の湯として名高い「玉造温泉」へ。
奈良時代に編纂された「出雲風土記」には、『一度入浴すればお肌が若返るようになり、二度浴すればどんな病も治癒してしまう、、、』との記述があり、”神の湯” として知られていたそうです。
その湯には、肌に潤いを与え、キメを整え、美しい肌色にする、という美肌に必要な3つの効果が期待できるとか。
いや~素晴らしいじゃないですか!
私のようなアラ還の、シミしわ肌にさえ期待できそうな、なんと有難い温泉でしょうか!
本日の宿は、玉造温泉唯一のゲストハウス、「翠鳩の巣」です。
簡易的な個室で予約したのですが、空室があるとのことで、シングルルームに料金そのままで切り替えてくださいました。ありがとうございます!*\(^o^)/*
館内は清潔で落ち着きがあり、高級旅館やホテルのようなサービスはなくとも、私のようなエコなソロ旅派には最適なお宿です。
荷物を下ろしたら夕食に出ましょう!
宿のすぐ近くのお寿司屋さんで、この店の名物『プレミアム海鮮丼』と宍道湖産しじみ汁をいただきます。
うわっ、これはスゴい!豪快ですねー
豊富なネタをパクパク食べていくと、思ったよりご飯が下に詰まっていて、最後の方はネタと飯のバランスが悪くなってしまいましたが、もちろん完食、大満足です!
しじみ汁も疲れた体に染み渡るようでした。
満腹こなしに、温泉街を散歩しましょう。
玉湯川沿いに宿がズラリと並び立ち、飲食店や土産屋が何店か軒を連ねています。
もう夜なので流石に開いているお店はほとんどありませんが、いい感じにライトアップされて幻想的ですね。
川に降りて遊歩道を歩くこともできます。
上: 勾玉橋、下: 姫神広場の足湯
「玉造」の名は、三種の神器の一つである八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)がこの地で造られたことに由来しています。
日帰り温泉施設「ゆ〜ゆ」や、川沿いなどに足湯もあります。
そして、美肌の湯を化粧水として汲むことができるんですよ。
↓翌朝の「湯薬師広場たらい湯」
温泉湯を自由に汲むことができ、スプレーボトルは200円で販売しています。
さて、宿に戻ったらお楽しみの温泉タイムですね。
お風呂は小さいながらも源泉掛け流しの「浸かれる化粧水」*\(^o^)/*
シミだらけの腕がスベスベしてきたような気がしますよー
ずっと浸かっていたいのですが、のぼせてもいけませんので……
☀️☀️☀️
朝起きたら、もちろん温泉にGO!
そして、松江の老舗旅館の総料理長が監修された朝食をいただきます。
上品な懐石風と宍道湖産しじみ汁
うまぁぁ、ではなくお上品に「美味しいですわ♪」
おかずがたっぷりなのでご飯も進み、おかわりをいただきました。
こちらのお宿は居心地よく、スタッフも丁寧で感じよく、ソロ派の方にホントお勧めです。
玉造温泉 温泉ゲストハウス翠鳩の巣(あおばとのす)[公式 HP ]
最後に、この地の守り神「玉作湯神社」を参りましょう。
御祭神は、宝玉制作の神・櫛明玉命(クシアカルダマノミコト)、温泉発見・守護・療法の神・大名持命(オオナモチノミコト)と少彦名命(スクナヒコナノミコト)、産業繁栄の神・五十猛命(イタケルノミコト)です。
境内の「真玉」(願い石)は、触れて祈ると願いが叶うとされ、社務所で拝受した「叶い石」を作法に従って祈念すると願いが叶う、と人気です。(写真は撮り忘れました)
今回参拝したのはまだ社務所が開く前だったので、「叶い石」は購入しなかったのですが、「願い石」にはしっかり触れてきました。
超達筆ですね!恐縮です。
さて、本日は昼に広島県某所で家族と待ち合わせているため、ここから帰路に着きますが、途中に重要スポットがありました!
「菅原天満宮」
学問の神様・菅原道真公の生誕地とのことで、ありがたく参拝します。
(生誕地については諸説あり、京都にも数か所あるようです)
のどかな田園地帯に佇むお社は、静寂な空気が漂っています。
またまた社務所が開く前だったので、しばらく待ってお札などを拝受し、御朱印(書き置き)をいただきました。
学問の神様に出会えたら、参拝は欠かせませんね。
今回の出雲路の旅は以上となります。
何度か訪れている地なので、ついつい駆け足になってしまいましたが、何度来ても素敵な所でパワーチャージができた気分です。
次の記事からは、また別な神話の地巡りをお伝えいたします。
ご覧になっていただき、ありがとうございました ( ^_^)/~~~
【今回の出雲路巡りルート】
大雑把な線引きですが、
青:(中国横断自動車道・尾道松江線)三刀屋木次→出雲大社→稲佐浜→日御碕
赤:日御碕→(山陰自動車道)→中海→ベタ踏み坂→美保関
緑:美保関→境港→中海→松江城→玉造温泉→菅原天満宮→(尾道松江線)
【おまけ】
帰りに寄り道した広島県の「世羅高原農場」です。
ひまわりまつり開催中!
様々な品種のひまわりが咲き誇っていました。
ではまた!