四国と本州を結ぶ瀬戸内海のこの辺は、こんな感じに島々が橋やフェリーで繋がれており、バイクでのツーリングはもちろん、サイクリングの聖地として特に人気のあるエリアです。
「音戸の瀬戸」は、平安末期に平清盛が切り開いた幅約90メートルの海峡でして、音戸大橋と音戸第二大橋の二つの赤い橋が架かっています。
フェリーや高速船に乗ると、ここを通る時にぐっとスピードを落とすのですが、両側の山や民家が迫って見え、まるで海から川に入ったような感じがする面白いスポットです!
清盛関連の史跡や、音戸の瀬戸を見渡せる公園もあります。
本州に渡ってしばらく走り、とびしま海道に渡る「安芸灘大橋」の料金所を通過。
橋の上は風が強い……💧
まずは一つ目の島、下穂刈島へ。
海沿いの道を走って橋を渡り、上穂刈島→豊島→大崎下島と進みますと、、、
11時半頃に大崎下島の端っこの「御手洗」に到着しました。
「御手洗」は、瀬戸内海のほぼ中央に位置し、江戸時代に北前船とともに海上交通の要衝として栄えた港町です。
町には江戸から明治、大正、昭和初期にかけて建てられた貴重な建物が混在しており、
平成6年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
と、まずは先に昼食にしましょう!
「なごみ亭」
船宿を改修した店で、昔は遊廓として営業していたそうです。
メニューは穴子めし(漬物・味噌汁付き1980円)のみでしたが、それ目当てですのでOK!
穴子はカリッと焼き上げられて歯応えがあり、ご飯はしょうゆ飯のような感じで、タレは甘さ控えめ。
結構なボリュームだけど、あっさりと完食です。美味しかった!
入店した時のお客は私1人だったけれど、1時間後にはバイクが20台近く停まっていました💧
早く来ておいてよかったわー!
では改めて、御手洗の町を歩きましょう!
↑「旧柴屋住宅」
伊能忠敬が島を測量した時の宿舎として利用されました。
「伊能忠敬測量絵図館」には当時の貴重な資料も残されています。
↑「旧金子家住宅」
江戸時代の庄屋役が賓客接待のために建てた屋敷。
上:「若胡子屋跡」 江戸時代に広島藩から公認されたお茶屋(遊廓)跡。
下:「乙女座」昭和初期に建てられた劇場。昭和40年代半ばに廃業され、平成14年に復元。
残念ながら、どちらも拝観中止中でした。
↑「七卿落遺跡」
幕末の「禁門の変」で三条実美ら討伐派公卿が長州へ落ち延びる途中に逗留した屋敷跡。
明治の時計屋さん
古い時計を修理されています。
今も残る「江戸時代の町並み」
古い洋館(旧医院)現在はカフェにリノベ
千砂子波止
上:住吉神社
左下:足長小学生(戦後すぐの標識)
右下:満舟寺の石垣
「御手洗昭和館」
駄菓子、お祭りのくじやお面、コマやメンコなどの懐かしの玩具に、
野球盤、リカちゃん人形、ウルトラ怪獣、超合金のマジンガーZ!
懐かしすぎる漫画雑誌!
少年チャンピオンは、「ドカベン」が好きで読んでましたよー
文具やアイドルグッズ、プラモデル、、、
もうね、テンション⤴︎⤴︎で、片っ端から写真に撮りました (^◇^;)
御手洗はまるで江戸時代の竜宮城。
人や物が集まり文化が育った名残が、瀬戸内の小さな島に今も残っています。
安芸灘オレンジラインの島々に、
御手洗の町並みが一望できます!
ではそろそろ帰路に着きましょう。
隣の岡村島から、フェリーで大三島に渡ります。(航行30分)
航行中は危険なので車輪甲板には通常立ち入り禁止なのですが、なんと!本日は波が高くて揺れるため、バイクが倒れないよう横についているように、とのこと。
なかなか貴重な体験が出来ました(^。^)
【まとめ】
今回のキャンプツーリング、初の二連泊キャンプは大成功! v(^-^)v
キャンプ場の選択と、初日の天気が悪くなくテントの結露がなかったことが良かったです。
また、総走行距離は300キロくらいでしたので、ツーリングとキャンプのどちらにも程良いバランスでウエイトを置けましたね。
とはいえ、かなり疲れが残りました……歳ですから (^◇^;)
課題は、荷物を積んだ分バイクのシートが狭くなり、体勢が固まって足腰がガッチガチになるので、持っていくキャンプ道具を更にミニマムにすることと、
連日のゴミを荷物に含めねばならないので、いかにしてゴミを出さないようにするか、ということ。
また次のキャンプツーリングに向けて、作戦を練っていきたいと思います。
ここまでご覧になっていただき、ありがとうございました。
ではまた ( ^_^)/~~~
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