愛媛県に「鹿島」という、その名の通り鹿が生息している自然豊かな小島があります。
今回はこの鹿島にある、予約不要で無料のキャンプ場でソロキャンをしてきました。
鹿島でのキャンプは、
「宮島みたいに鹿がたくさんあちこちを歩き回っているのだろうか?」とか、
「鹿が食べ物狙って集まって来たらヤダな…」
とかで今まで敬遠していたのですが(動物は大の苦手なので)、
熊や猪などの出没に比べたら鹿はカワイイもんでしょう、たぶん……
何より、行ったことのない場所へは積極的に行ってみよう、というモットーで
Let’s go !
なお鹿島には、車・バイクといった乗り物で渡ることができません。
自転車すらも上陸できません💧
ということは、大量のキャンプ道具は全て人力で運ばなければならないのです。
でも大丈夫、リヤカーが用意されています!
というわけで今回はミニマム装備にして、渡船場までPCXでやって来ました。
渡船代は往復210円。
リヤカー利用とバイクの駐車料金は不要です。
リヤカーに荷物を全部移して船着場へ。
正面の鹿島へはわずか約400メートル。
別名「伊予の江ノ島」?と呼ばれ、国立公園に認定されています。
鹿島へは市営の渡船が20分おきに運航しており、約3分で渡れます。
渡船の屋根にはシンボルの鹿がちょこん。
船内では松山市出身のタレント・友近のユーモラスなアナウンスが流れます(^。^)
あっという間に鹿島に到着しました。
渡船場近くに案内所、売店、資料館、鹿園などの施設がありますが、食料品は置いていないので、渡船前に全て用意しておきましょう。
リヤカーを引いてキャンプ場にやって来ました。
海が目の前で、開放的で、一番好きなタイプのキャンプ場ではないですかー\(^o^)/
しかも無料よ!
炊事場、トイレは普通にきれいで地面はフラット。
私的四国のキャンプ場ランキングの上位にいきなりランクインですね (^^)v
もちろんここはOgawaのステイシー、
チェア、テーブル、調理器具、焚き火台もコンパクトサイズで。
車キャンプでの重量級フル装備もいいけれど、このくらいの必要最小限ミニマム装備もスッキリで、何より設営と撤収がラク!
キャンプ場を見渡すと、やはりソロ用テントが多く、荷運びが大変そうなファミリー用大型テントはわずかでしたね。
しかし、お隣の緑のテントは更に超ミニマムじゃないですか……
しかも、キャンパーは外国人の女の子です。
これは話しかけてみましょう!
Hi!
彼女は25歳のカナダ人で、来日してまずは富士山に登り、
さらに 自転車で 静岡→琵琶湖→京都→大阪→和歌山→フェリーで徳島→室戸→高知→四万十→松山と走り抜け、このローカルな小島にやって来たのです。
Amazing!
さらにこの後、しまなみ海道を通って広島に渡り、また四国に戻って香川の直島にも行き、11月中頃に静岡に戻って帰国するそうです。
そこで、しまなみ海道を自転車で走るなら「見近島」へ行ってみて、と伝えたら、すでにGoogleマップで見近島をチェックして知っていたんですよ。ワオ!
Between Oshima Island and Hakatasshima Island, there is a small island named "Michikashima".
Only people riding bicycle or little motorcycle and walking can go down from the bridge to the island.
You can camp there.
文法は間違いまくってるだろうけど気にせずに、中学レベルの英語でちゃんと通じてる感触あり!
でも聞き取りは6割くらいかなー?
日本は気候が良く、温泉がとても気持ちよく、風景も素晴らしく、またローカルなグルメを探して食べるのも楽しんでいるとのこと。
私は誰とでも旅の話をするのが好きなので、キャンプでこんな楽しい経験ができるとは!!
今回ついてますね (^^♪
そしてサンセット
瀬戸は日暮れて夕波小波〜
カナダ人のジュディスさんは、島の山頂にあって瀬戸内海の島々が一望できる展望台まで夕陽を見に登って行きました。
それもいいなあ、、、けどアラ還おばちゃんにはチトきつい(^◇^;)
ここからの夕陽でも十分満足です。
では早速、いつもの肉の炭火焼き&Beerからの、
メスティンでご飯を炊いて、蓋でいろいろ焼き、
登山から戻ったジュディスさんに少しばかりお裾分けしたりして、、、
やはり展望台からの夕陽は格別だったようです。
海キャンの難点は強風・・・
この日もドンドン風が強くなり、火の粉が飛び散るようになってきたので、速攻で陣幕を張りました。
周りでもペグを打つ音が響き、タープを下ろしているグループも。
本日のキャンプのお供は、女子高生×バイク「ばくおん!! 台湾編4」
「ばくおん!!」は本編の方は読んでいなくて、スピンオフの台湾編のみ愛読なんですが、年末年始に台湾に行く予定なので、いろいろ参考になる場面もあります。
風は強いものの、気温はそこまで下がっていません。
海で隔てられているけれど陸地とそれ程離れていないので、暴走族の爆音や電車が走る音なんかも結構聞こえてきました。
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6:30頃起床
気持ちのいい朝です!
コーヒー淹れて、メスティンでパンケーキMIXを『ぐりとぐら』のかすてら風に焼いて朝食にします。
おやっ?
野生の鹿、キターーー!
鹿島の鹿は県指定天然記念物のキュウシュウジカで、体が小さく、臆病で警戒心が強く人には近づかない、とのこと。
キョロキョロしながら少しずつ歩を進め、端っこの方をそろーりそろーりと歩いて囲いの裏からまた山へ戻って行きました。
ジュディスさんはまだ寝ているようなので、後で鹿の出現を写真とともに伝えましょう。
Did you see any wild deers around here ?
Early this morning the two wild deers were approaching .
そしたら、周辺を散策しましょう。
鹿島は一周約1.5kmの小さな島ですが、その半分である島の向こう側は通行止めになっています。
キャンプ場の隣には遠浅で白砂の海水浴場があり、夏場はシャワー施設や売店もオープンします。
来年の夏はここで海水浴キャンプですね!
防波堤には釣り人も多く、釣りキャンプにも最適でしょう。
素晴らしい眺めです(*^▽^*)
「鹿島神社」
神功皇后が朝鮮出兵の際に立ち寄られた神社で、戦勝と道中安全を祈願したと言われています。
「鹿園」
島内の鹿は、個体群の維持と森林生態系の保全のため、管理・保護されています。
ジュディスさんと😄
この日は鹿島でのんびりして今治に滞在するとのこと。
Have a nice trip. Travel safely. Bye !
そしたらぼちぼち撤収ですが、テントの結露はなく持参したギアも少ないので実にラク!
またリヤカーに荷物を積んで港まで引っ張っていき、
リヤカーごと渡船に乗り込んで約3分、
再び対岸に戻りました。
真ん中の自転車がジュディスさんのです。
すごいなーー、ホントに超ミニマム!
鹿島全景
鹿島神社の大鳥居 前にて
今回のキャンプは、鹿島の自然とキャンプ場のロケーションはもちろん、思いがけずプチ国際交流まで出来た体験も合わせて100点満点 ですね v(^^)v
いやーホントいいキャンプ場で楽しかったわ〜。
また近いうちに行きましょう!